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ヤマトサウルス・イザナギイの復元フィギュアを眺める由良小の児童=由良小学校
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ヤマトサウルス・イザナギイの復元フィギュアを眺める由良小の児童=由良小学校

 兵庫県洲本市内で2004年に化石が見つかった新種の草食恐竜「ヤマトサウルス・イザナギイ」に関心を持ってもらおうと、淡路文化史料館(同市山手1)は実物の40分の1の大きさでフィギュアを復元し、市内の全小中学校計18校に贈った。代表して由良小(同市由良3)で贈呈式があり、児童たちは早速、興味津々で眺めた。(荻野俊太郎)

 イザナギイは04年、同市内にある約7200万年前の地層で、下あごの一部が発見された。県立人と自然の博物館などでつくる研究チームは21年4月、ハドロサウルス科の新属新種と発表。淡路島の国生み神話に登場する神「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」にちなんで名付けられた。全長7~8メートル、体重は4~5トンと推定されている。

 フィギュアは体の長さが20センチ、高さ8センチ、幅2・5センチ。淡路文化史料館が開館40周年に合わせ、児童生徒に生き物と故郷の歴史についての学習に役立ててもらおうと作った。

 贈呈式では、市教育委員会の岩熊隆之教育次長が、代表の児童にケースに入ったフィギュアを手渡した。

 受け取った6年の女子児童(11)は「大きな恐竜が淡路島にいたと知り、わくわくした」とうれしそうに話した。6年の男子児童(11)は「トラみたいな模様がかっこいい。ほかにはどんな恐竜がいたのかも知りたい」と興味深そうにフィギュアに見入った。

 同館の金田匡史館長(44)は「恐竜が自分の住んでいる所で見つかったことを知ってもらい、地域を好きになってほしい。淡路文化資料館には、等身大のタペストリーや復元した頭骨など普段はなかなか見られない物もある。フィギュアが来館のきっかけになれば」と話した。

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