兵庫県洲本市出身で、東京五輪に出場する坂東悠汰選手(24)と、パラリンピックに出場する宇城元選手(48)へ、洲本市などが激励金を贈った。26日夕、市役所で贈呈式があり、家族が出席した。
坂東選手は同市五色町都志出身で、陸上男子5000メートルに出場する。8月3日に予選、同6日に決勝がある。宇城選手は同市中川原町中川原出身で、同28日のパワーリフティング男子72キロ級に出場する。
両選手の出場が決まった7月上旬、市体育協会などから応援の気持ちを伝えたいという声が上がった。洲本市、市議会、同市体育協会、アスリートネットワークinすもと実行委員会の4団体が激励金を贈った。贈呈式で竹内通弘市長は、「コロナ禍の中、喜ばしいニュース。応援の気持ちを本人に伝えてほしい」とあいさつした。
坂東選手の父、和紀さん(52)は「感謝を忘れず、結果で恩返しがしたい」という選手本人からのメッセージを代読した。宇城選手の父、守さん(73)は「息子は痛めた左肘を手術し、東京大会を目指して頑張ってきた。出場が決まりうれしい」と歩みを語った。(吉田みなみ)