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放置竹林問題を訴えるゴトカンを設置したあわじ里山プロジェクトの高木愛季さん=コーナン洲本インター店
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放置竹林問題を訴えるゴトカンを設置したあわじ里山プロジェクトの高木愛季さん=コーナン洲本インター店
ゴトカンに入れるメンマや竹箸製作キット、竹炭=コーナン洲本インター店
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ゴトカンに入れるメンマや竹箸製作キット、竹炭=コーナン洲本インター店

 「たすけてください」と訴えるご当地自動販売機「ゴトカン」が、兵庫県洲本市上内膳のコーナン洲本インター店に登場した。市民らでつくる団体「あわじ里山プロジェクト」が、放置竹林問題を知ってもらうための「広告塔」として置いた。(吉田みなみ)

 6種類の缶(千~1900円)を販売する。目玉は、同団体が放置竹林の竹を使って製造している国産メンマ「あわじ島ちく」。洲本市の「域学連携事業」で訪れる龍谷大(京都府)の学生らが考案した料理のレシピも11月から入れた。このほか、消臭用の竹炭、肥料になる竹チップ、竹の箸を手作りするキットも用意した。

 同団体は2019年から、メンマ製造や竹林の手入れをしてきた。主要スタッフは5人。整備の人手や重機材が足りないという。自販機中央の液晶画面に、放置竹林の現状や重機材の提供を求める映像も流す。導入費用の一部に市の補助金を充てた。

 11月末まで同店に設置。その後は来年3月まで数カ月ごとに移す予定で、設置場所の提供を募る。利益が出れば活動費に回す。同団体メンバーの高木愛季さん(40)は「身近な問題と捉えてほしい」と話す。

 日本森林技術協会(東京都)が17年に出した報告書によると、淡路島内の竹林面積は約2660ヘクタール。淡路市と洲本市の竹林面積は県内2、3位だった。淡路県民局洲本農林水産振興事務所は「放置竹林は害獣生息域の拡大や地崩れの危険につながる」とする。

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