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「変革」訴えた氏田氏、2度目の挑戦及ばず 洲本市長選

2022/03/07 00:00

 2010年以来、2度目の挑戦だった氏田年行氏は、事務所に近い兵庫県洲本市上物部2の公会堂で落選の報を聞き、支持者らに「私の力不足。申し訳ない」と頭を下げた。

 市内各地で朝のつじ立ちを続け、インスタグラムで公約を説明する動画を配信するなど若い世代の取り込みを図った。「53歳で働き盛り。10年後を見据えた責任ある取り組みを継続できる」とアピールした。

 市議の実績に加え、勤めていた建設業界や、役員だったPTA連合会などの人脈も生かし、「洲本を変える」と主張。課題のにぎわい創出へ、「子育て世帯の支援で子どもの元気な声が響く街にする」と繰り返したが、及ばなかった。

 医師の太田浩之氏は、告示の2日前に立候補を表明。福島第1原発の処理水の大阪湾放出阻止や、10歳以下への新型コロナワクチン接種の取りやめを訴えた。自ら市内を回ってポスターを張り、スピーカーで街頭演説したが、支持を広げられなかった。(中村有沙、吉田みなみ)

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