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おもてなし充実、島の玄関口 観光、レンタカー案内…岩屋ポートターミナル完成 淡路

2022/04/22 05:30

 明石海峡航路の連絡船が発着する兵庫県淡路市岩屋で、市が建て替えを進めていた「岩屋ポートターミナル」が完成し、21日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。工事関係者ら約30人が、島の新たな玄関口の誕生を祝った。(内田世紀)

 1976年築の「岩屋ポートビル」が老朽化したため、市は2017年度、ポートビルの建て替えを含む岩屋地区沿岸部の再整備に着手。同ビルに入居する飲食店などとの協議を経て21年6月、ビル西側のタクシー乗り場跡地でポートターミナルを着工した。

 入居店舗の減少などにより、施設の規模を大幅に縮小した。鉄筋コンクリート3階建てから鉄骨2階建てに。建築面積は約992平方メートルから約442平方メートルに半減。延べ床面積は約2640平方メートルから約786平方メートルと、3分の1以下になった。

 1階には連絡船を運航する淡路ジェノバラインの事務所と券売所、待合所がある。観光案内所や土産物店も入居する。2階ではレンタカー事業者と飲食店が営業を始める。

 21日はジェノバラインと観光案内所、レンタカーのカウンターがオープン。土産物店、飲食店は5月以降の開業を予定する。

 竣工式で、門康彦市長は「島の玄関口として、おもてなしの心あふれるまちづくりを推進する」とあいさつ。市担当者は「外壁には、岩屋地域で県の名勝指定を受けた絵島と調和する暖色を選んだ」などと説明した。

 市はポートビルを本年度内に解体し、跡地に立体駐車場を整備する。県は来年度、絵島周辺の公園の再整備を予定している。

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