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一部が電柱に残ったコウノトリの巣=淡路市内
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一部が電柱に残ったコウノトリの巣=淡路市内
落下した木の枝を保管する地元の石井廣志さん=淡路市内
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落下した木の枝を保管する地元の石井廣志さん=淡路市内

 兵庫県淡路市内で2年続けて国特別天然記念物コウノトリのひなが巣立った巣が、6日の強風で落下した。一部が電柱の上に残っている状態。県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は、「つがいが修復して再び産卵する可能性が高い」とし、住民が散乱した木の枝を保管している。

 神戸地方気象台によると、台風11号が接近した6日の、淡路市郡家の最大瞬間風速は午前8時33分の20・2メートルだった。同10時ごろ、近くに住む石井廣志さん(78)が巣の落下に気付いた。

 巣は、2021年と今年、同じつがいがひなを巣立たせた。同公園によると、コウノトリは営巣で餌場を最も重視する。担当者は、「2年連続の子育て成功は、近くに十分な餌場があることを示す。巣が壊れたくらいで、その環境を捨てはしない」と説明。来年1~2月ごろ、同じつがいが戻る見込みがあるという。

 石井さんは、「枝に人間の匂いが付かないよう手袋をして集めた。産卵シーズンが近づいたら周囲にまいておきたい。またコウノトリに使ってほしい」と話している。(中村有沙)

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