淡路

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「これが最後の作品展」という中谷尭さん(左)と日出子さん=淡路文化会館
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「これが最後の作品展」という中谷尭さん(左)と日出子さん=淡路文化会館
かまどが並ぶ台所といろりがある尭さんの実家=淡路文化会館
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かまどが並ぶ台所といろりがある尭さんの実家=淡路文化会館
蒸気機関車が走る農村の景色=淡路文化会館
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蒸気機関車が走る農村の景色=淡路文化会館
かやぶき屋根の茶店が並ぶ街道の風景=淡路文化会館
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かやぶき屋根の茶店が並ぶ街道の風景=淡路文化会館
倉敷美観地区をイメージした風景=淡路文化会館
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倉敷美観地区をイメージした風景=淡路文化会館

 懐かしい日本の風景をミニチュアで再現する中谷尭(たかし)さん(86)、日出子さん(82)夫妻=兵庫県淡路市=が、同市多賀の県立淡路文化会館で最後の作品展を開いている。作り続けて20年以上、島内外で30回を超える展覧会を開いてきた。「高齢で続けるのは難しい。多くの人に見てもらって有終の美を飾りたい」と話す。(内田世紀)

 ミニチュア作りのきっかけは1995年の阪神・淡路大震災。尭さんの尾崎の実家が全壊し、「思い出を形にして残したい」と模型作りを始めた。建物は手先が器用な尭さんが担当。着物の着付師をしていた日出子さんが、得意の手芸で小物を作った。2000年に始め、3年かけて完成。昔ながらの土間や床の間などを精巧に再現した。

 楽しさに魅せられた夫妻は、古き良き里山の風景を作ることに。かやぶき屋根の民家や棚田の景色などをテーマに選んだ。こだわりは廃材利用。屋根はほうきの毛を使い、田んぼは緑のタオルを敷くなど、表現に工夫を凝らした。

 04年、同市尾崎のパルシェ香りの館で初の作品展を開催。その後も神戸市や明石市などで多くの展示会を開いた。08年からは同文化会館で実施。1回の開催で千人以上が訪れたこともある同館屈指の人気イベントとなった。

 これまでに60点以上を制作。今回は約30点を選んだ。蒸気機関車が走る農村や、茶店で人がくつろぐ街道の様子、滝川が流れる温泉旅館などを展示する。かまどといろりがある尭さんの実家や、倉敷美観地区(岡山県)を思わせる水路の情景も目を引く。夫妻は「素人なりにアイデアを凝らし、よくここまで作れたと思う。創作の集大成にしたい」と感慨深そうに話す。

 30日まで。午前9時~午後5時。同館TEL0799・85・1391

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