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ジャパン・チーズ・アワードで入賞した淡路島牛乳の2商品と、牛田尚宏課長(左)、従業員=南あわじ市市善光寺
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ジャパン・チーズ・アワードで入賞した淡路島牛乳の2商品と、牛田尚宏課長(左)、従業員=南あわじ市市善光寺

 2年に1度、チーズ製造業者や個人の酪農家が出品する国内最高峰のコンテスト「ジャパン・チーズ・アワード」で、淡路島牛乳(兵庫県南あわじ市市善光寺)が製造するチーズ商品「淡路島モッツァレラ」と「淡路島カチョカヴァロ」が入賞した。初出品の前回は逃した悔しさをばねに健闘。担当者は「今後もチーズを作っていく上で励みになる」と喜ぶ。(西竹唯太朗)

 生乳に加え、ヨーグルトやプリンなどの乳製品にも力を入れる同社。島内産の生乳を使ったチーズの完成を目指し、工場敷地内に工房を設けて試作を重ねた。

 2019年に淡路島モッツァレラを、20年に淡路島カチョカヴァロの販売を始めた。濃厚でコクがある生乳を低温殺菌し、乳酸菌で発酵させるなどしてチーズのもとを作り、そこから人の手でのばしたりもんだりして仕上げる。淡路島産の藻塩を使うなど生乳以外の材料にもこだわっている。

 同コンテストはNPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京)の主催。前回の20年、同社は既に完成していた「淡路島モッツァレラ」を出品したが、「水分量が少ない」「苦みが残る」と評価は厳しく、入選を逃した。担当する製造1課の牛田尚宏課長(55)は「味には自信があった。入賞できると思っていたので残念だった」と振り返る。

 指摘を踏まえて改善するなどして迎えた今回は、全国約80社が出品した約200種類のチーズと競った。チーズ製造や販売に携わる98人が味や見た目、成分などを審査した。

 その中で、淡路島モッツァレラは真空モッツァレラ部門で銀賞に。金賞は該当なしのため事実上、同部門の1位になった。淡路島カチョカヴァロは熟成部門で3位の銅賞に輝いた。牛田課長は「努力が評価されてうれしい」と話している。

 希望小売価格は、淡路島モッツァレラが100グラム1100円、淡路島カチョカヴァロが130グラム1250円。淡路島内の観光施設などで販売。淡路島牛乳TEL0799・42・5013

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