サギに混じって水辺で餌を探すコウノトリ=神戸市西区岩岡町
サギに混じって水辺で餌を探すコウノトリ=神戸市西区岩岡町

 神戸市西区岩岡町のため池に、約50羽のコウノトリが飛来した。アオサギに交じって魚をついばんだり、羽繕いをしたりして過ごしている。

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、飼育されずに自然の中で暮らすコウノトリは、708羽確認されている(9月末時点)。餌を求めて各地を飛び回っており、近年はため池の多い東播磨や北播磨などで数十羽の飛来情報もあるという。

 約50羽が飛来したため池は堤体の補強工事中。ため池の水が抜かれて餌を捕りやすくなったため、集まってきたとみられる。

 同区の岡英明さん(78)は、9月下旬に20羽程度がいるのを発見。10月に入ると50~60羽に増えたといい、「これだけ多くのコウノトリが過ごす様子に感動した」。近くの田んぼで稲刈りをしていた近藤良典さん(63)は「人が近づけないから、安心して餌を捕っているのでは」と語った。

 同公園は、コウノトリを見つけても餌を与えず、約150メートルは離れて見守るよう呼びかけている。(新田欧介、高田康夫)