
最後は神頼み(撮影・後藤亮平)
占いの類に、なるべく近づかないようにしている。科学一辺倒の人間ではないのだけど、自分の未来を他人のご託宣にゆだねるのが面白くないのだ。占いの結果に過剰に反応して振り回されたり、くよくよ考え込んだりしそうな自分の性格をよく理解しているので、一種の自己防衛本能が働いているのかもしれない。新年に近所のお寺で「一願成就」の御幣を授かったりはするものの、さほど信心深くもない。
そんな私でも、たまに「人(じん)智(ち)を超えた力が働いたのかも」などと心を動かされる出来事がある。
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