地域の医療機関は長年にわたって住民の健康情報を蓄積し、高齢者らが集うなどコミュニティーの場ともなっているが、東日本大震災ではその多くが被害に遭った。現時点では外部からの医療支援が必要だが、長期的には地元の医療機関が立ち直り、住民の健康を長く見守っていくことが重要になる。
学校が再開されるなどして今後、避難所も集約されていくだろう。その際、福祉避難所以上に、持病のある高齢者ら医療面から見た「弱者」に特化した避難所の設置を提案したい。感染症などの拡大を防ぐ狙いもある。外部からの医療支援チームが24時間態勢で診療し、他の避難所は徐々に地元医師らに引き継ぐ。こうした連携でいわゆる「関連死」を防ぎたい。
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(24)日弁連・災害復興支援委員会委員長 永井幸寿さん2011/5/25
(23)兵庫県断酒連合会事務局長 芦谷真隆さん2011/5/20
(22)東京大総合防災情報研究センター長 田中淳さん2011/5/18
(21)国民新党代表 亀井静香氏2011/5/13
(20)元警察庁長官 国松孝次さん2011/5/11
(19)明治大学大学院特任教授 中林一樹さん2011/5/7
(18)淡路市直営診療所長 井宮雅宏さん2011/5/3
(17)元防衛庁統合幕僚会議議長 西元徹也さん2011/4/29
(16)NPO法人阪神高齢者・障害者支援ネットワーク理事長 黒田裕子さん2011/4/28
(15)JPモルガン証券シニアエコノミスト 足立正道さん2011/4/27
(14)元神戸市生活再建本部次長 桜井誠一さん2011/4/26
(13)プロ野球オリックスオーナー 宮内義彦さん2011/4/23
(12)減災・復興支援機構 理事長 木村拓郎さん2011/4/21
(11)茨城県副知事 上月良祐さん2011/4/21
(10)元兵庫県知事 貝原俊民さん2011/4/20
(9)災害ボランティア担当首相補佐官 辻元清美さん2011/4/19