阪神・淡路大震災20年事業として、神戸新聞社と神戸市などが大学生らと結成した「117KOBEぼうさい委員会」が2日、神戸市中央区の神戸空港島で避難所体験会を開いた。野外での避難生活を想定し、メンバーの学生ら10人が1泊2日の日程で、テント設営や炊事場づくりに取り組んだ。
同委員会は、震災を経験していない世代に震災の記憶と教訓を伝えるため8月に発足。神戸女子大学や関西学院大学などの約30人が参加し、市民向けに防災グッズの制作体験会などを開いてきた。
この日は、一般社団法人「72時間サバイバル教育協会」(大阪市)のスタッフから指導を受け、テントを設営。食事用のたき火を風雨から守るため、既設のフェンスやベンチにブルーシートをくくりつけた。神戸大学3年の松浦森郎(もりろう)さん(20)=奈良市=は「大学の座学では学べない避難所設営の知恵やスキルを学べた」と話した。
最終日の3日は避難所で起こりうるトラブルを考え、意見を交換する。(有島弘記)
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