阪神・淡路大震災20年事業として、神戸新聞社と神戸市などが大学生らと結成した「117KOBEぼうさい委員会」が9日、神戸ハーバーランドで、防災に関するワークショップを開いた。学生12人が、若者や親子連れに、非常持ち出し袋に非常用品を入れる手ほどきなどをした。
同委員会は、震災を体験していない世代に記憶と記録を継承するため、8月に発足。神戸学院大や神戸大、兵庫県立大などの約30人が参加し、災害の知識や応急手当ての技術を身に付けた「ぼうさいマスター」の養成にも取り組んでいる。
この日は神戸新聞社前の広場に、ごみ袋を使った雨具作り▽新聞紙を使った非常用スリッパ作り▽非常食の試食-など複数のコーナーを設けた。
神戸市立山の手小2年の女児(8)は「地震で避難するとき、毛布がないと寒い。非常持ち出し袋があった方が良いと思った」と話した。(森本尚樹)
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