2013年秋、台風30号で甚大な被害が出たフィリピン・レイテ島をめぐって、日米海軍が激しい戦いを繰り広げたのは、1944(昭和19)年10月のことだ。「レイテ沖海戦」と呼ばれ、戦場となった海域の広さ、両軍の軍艦の多さなどから、史上最大規模の海戦とされる。太平洋戦争の開戦から3年、敗色濃厚だった日本海軍の連合艦隊は持てる戦力をすべてつぎ込み、戦いに臨んだ。このとき、米軍の航空機を引きつけるため囮(おとり)となった機動艦隊の中に、航空戦艦「日向(ひゅうが)」の姿があった。シリーズ「戦争と人間」第3部は、日向で機銃の射手を務めた丹波市青垣町遠阪(とおざか)の山中喜平治(きへいじ)さん(91)の記憶をたどる。(森 信弘)
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第3部 囮の艦隊~レイテ沖海戦~
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