新ひょうごの医療

山本宗男さん
肝炎友の会兵庫支部相談役の山本宗男さん(73)=加古川市=は、C型肝炎の患者が肝硬変や肝がんで亡くなるのを30年近く見続けてきた。だから、ハーボニーの登場は感慨深い。「飲み薬だけで簡単に治ってしまう。隔世の感がある」
一方で「まだ感染に気付かない人もいる」と警鐘を鳴らす。かつての感染経路は輸血が多かったが、最近はピアスが原因になったり、母子感染したりするケースもある。ウイルス検査は健康福祉事務所などで無料で受けられ、40歳での受診が推奨されている。「ぜひ一生に一度は検査を受けてほしい」と強調する。
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- シリーズ1 進化する診療
2016/5/7~2016/5/28
兵庫県内の医療の最前線に迫る「ひょうごの医療」は、2009年の連載開始から44シリーズを数えた。今回から装いを新たに、診療に役立つ情報をよりタイムリーに取り上げる新シリーズを始めます。初回のテーマは「進化する診療」。

