新ひょうごの医療

「子どもを口先だけでほめても見抜かれてしまう」と話す=兵庫県立リハビリテーション中央病院
兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市西区)の子どもの睡眠と発達医療センターで働く高嶋淳子さん(43)は、小児睡眠病棟に入院している子どもの世話をする「保育士」だ。生体リズムを崩して社会生活が送れなくなった子どもに対し、しっかりと寄り添うことで精神面からも治療をサポートしている。
ベッドは約20床。親と離れることになるため中高生が中心で、約2カ月間かけて光を浴びたり運動をしたりし、集団生活を通して体内時計のリズムを取り戻す。高嶋さんは身の回りの世話だけでなく、散歩に同行して話し相手になるなどし、安心して治療ができる環境づくりに努めている。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
- シリーズ9 眠り
2017/9/2~2017/9/23
睡眠は人生のほぼ3分の1を占め、多くの人が寝不足による体調不良を経験している。免疫が低下して風邪をひきやすくなるだけではなく、糖尿病などの生活習慣病やうつ病などにつながり、がんのリスクが高まることも指摘されている。「新・ひょうごの医療」のシリーズ9は、睡眠不足に伴う病気や対処法を紹介する。

