新ひょうごの医療

「睡眠時間を確保でき、仕事にもプラスになった」と振り返る男性=兵庫県内
兵庫県東部に住む男性会社員(24)は約1年前、営業中に居眠り運転で事故を起こした。けがはなく、他人を巻き込むこともなかったのは不幸中の幸いだった。
事故は大学卒業後、社会人1年目のことだった。「仕事が片付かず、自宅で毎晩、残った作業をしてから寝ていた」と話す。事故後、上司に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)じゃないか」と指摘され、前田呼吸器科クリニックを訪ねた。
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- シリーズ9 眠り
2017/9/2~2017/9/23
睡眠は人生のほぼ3分の1を占め、多くの人が寝不足による体調不良を経験している。免疫が低下して風邪をひきやすくなるだけではなく、糖尿病などの生活習慣病やうつ病などにつながり、がんのリスクが高まることも指摘されている。「新・ひょうごの医療」のシリーズ9は、睡眠不足に伴う病気や対処法を紹介する。

