新ひょうごの医療

平田健一教授
◇被災ストレスで高血圧 生活習慣の乱れが追い打ち◇
阪神・淡路大震災をはじめとする大規模災害で繰り返されてきた「震災関連死」。建物の倒壊や津波にのまれたことなどによる「直接死」と違い、長引く避難生活での体調悪化や疲労蓄積などが原因で、その代表格が循環器疾患だ。
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- シリーズ11 災害と疾病
2018/1/6~2018/1/27
約25万棟が全半壊し、死者6434人、重軽傷者4万3792人を出した阪神・淡路大震災。壊れた家屋から救出されながらも、命を落とした人がいた。避難所では、寒さと先の見えない暮らしで体調を崩した人も多い。あの日から間もなく23年。今月の「新・ひょうごの医療」シリーズ11は、震災が招いた病気やけがに焦点を当て、助かった命をつなぐための備えを考える。
