被災者追跡アンケート
▼防災対策
「進んだ」7% 現状には不安
行政などの防災対策への評価については、「進んだ面もあるが、不十分」が71%に上った。「まったく進んでいない」も18%あり、「進んだ」は7%だけ。被災地の多くの住民が、災害への備えについて現状では問題があると感じている。
近い将来、発生が予想されている南海地震などに対し、重点を置くべき対策を聞いたところ(複数回答)、「消火・救助体制の強化」「災害弱者対策」「危険個所など事前情報の公開」が、いずれも40%前後と高い割合だった。
「防災に強いまち、地震に強い家を行政と個人がともにつくり、被害を最小限に」(須磨・50代女性)「住民の意識改革が必要」(東灘・50代女性)など、住民自らの意識向上を求める意見もあった。
2005/1/11