
市を挙げての祭りとなったペーロン競漕。一時は播磨造船所の海上運動会だった=7月、相生湾(撮影・山崎 竜)
播磨灘に面する相生湾にドラと太鼓の音が響く。「ヨーイヤサー!」。掛け声とともに32人が乗る木造船が海面を滑り、観客から盛んに声援が飛んだ。
今年7月、相生市が最も華やぐ「ペーロン競漕(きょうそう)」が開かれた。約100年前、湾の西岸にある播磨造船所(現IHI相生事業所)で働く長崎県出身者が始めたのが起源という。
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