
米国西海岸の大都市シアトル。大正時代には日本の大商社が拠点を置いていた(撮影・田中靖浩)
1917(大正6)年夏、鈴木商店の新入社員、落合豊一(とよいち)は本店の支配人室に呼ばれた。恐る恐る行くと、海外転勤の辞令だった。
「君は一番成績がいいのでニューヨークでもロンドンでも好きな所を言いたまえ」
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米国西海岸の大都市シアトル。大正時代には日本の大商社が拠点を置いていた(撮影・田中靖浩)
1917(大正6)年夏、鈴木商店の新入社員、落合豊一(とよいち)は本店の支配人室に呼ばれた。恐る恐る行くと、海外転勤の辞令だった。
「君は一番成績がいいのでニューヨークでもロンドンでも好きな所を言いたまえ」
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