児童虐待について考える集いが19日、子午線ホール(明石市東仲ノ町)であった。明石市の担当職員による講演もあり、異変を感じた際、すぐに通報する重要性などを指摘。「地域の声で助かる命もある」と訴えた。(領五菜月)

 11月の児童虐待防止推進月間に合わせてNPO法人兵庫子ども支援団体(別所町)が開き、約100人が参加。明石こどもセンター(大久保町ゆりのき通1)の土井郁江総合支援担当課長が講演した。

 明石市では児童虐待に関する相談が年間約600件あり、その数は上昇傾向だという。全国の児童相談所の対応件数も上昇傾向で、虐待への関心が高まったことも原因の一つだと説明した。