ホーム最終戦後に挨拶する神戸の吉田孝行監督=11月30日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸(撮影・丸山桃奈)
ホーム最終戦後に挨拶する神戸の吉田孝行監督=11月30日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸(撮影・丸山桃奈)

 J1清水は8日、今季までJ1神戸を率いた吉田孝行氏(48)=川西市出身=が来季の新監督に就任すると発表した。吉田氏は2022年6月から神戸で3度目の指揮を執り、先月末に今季限りの退任を表明していた。

 吉田氏は滝川第二高出身で、現役時代はFWとして神戸などでプレー。指導者に転じ、23年に神戸をクラブ初のJ1優勝に導き、昨季もリーグと天皇杯全日本選手権の2冠を果たした。今季はリーグ5位で3連覇を逃し、天皇杯は決勝で敗れて無冠に終わった。

 清水は今季復帰したJ1で14位。23年途中から指揮した秋葉忠宏監督(50)は契約満了で退任した。反町康治ゼネラルマネージャーらから強く誘われたという吉田氏は「もう一度強い時代を取り戻したい。攻守にアグレッシブで、勇気と感動を与えられるサッカーを実現するため全力を尽くす」とコメントした。(井川朋宏)