兵庫県南あわじ市の福良湾で養殖されている「淡路島3年とらふぐ」をPRする「ふぐフェスタ」が始まり、同市福良甲のうずしおドームなないろ館近くの空き地に、巨大バルーンの「100年とらふぐ」がお目見えした。今年はコロナ禍のため、料理などを提供するブースの出店はないが、巨大フグとの写真撮影を楽しめる。(西竹唯太朗)
福良地区の商工団体などでつくる「みなとオアシス福良運営委員会」の主催。昨年はフグ料理を味わえる出店や、餌やり見学コーナーが人気を集めたが、今回は巨大風船の展示のみとなった。
バルーンは縦約20メートル、横約17メートル、高さ約15メートル。通常3年育て出荷する福良のトラフグを、100年かけて成長させた-というコンセプトで、バルーンが設置されている空き地の近くには「AWAJI」と記されたモニュメントも設置。観光客らに巨大フグを背景に写真を撮ってもらい、会員制交流サイト(SNS)で拡散してもらう。
同地区公民館長で同委員会の宗田健事務局長(65)は「本当はイベントもしたかったが仕方ない。福良を訪れたらぜひ100年とらふぐと記念撮影してほしい」と話していた。
展示は27日まで。今月中旬ごろからは夜間にバルーンのライトアップも始まる。
