兵庫県洲本市海岸通1の「cafe maaru(かふぇまある)」が、同市の姉妹都市、徳島県美馬市のユズ農家とコラボしたバウムクーヘン「淡路島ばぁむ 柚奈(ゆな)」を開発した。ユズの爽やかな風味を生かした自信作で、冬至の21日から発売する。(赤松沙和)
2017年に開業した同店は、島の食材を使った「淡路島ばぁむ」が人気で、現在はチョコやキャラメルなど約20種類の味がある。
今回は、同店の三宅英樹代表(49)が美馬市の道の駅関係者と知り合ったことをきっかけに、「姉妹都市として何かできれば」と同市内のユズ農家「松家農園」とのコラボ商品開発を企画。生地には、同農園のブランドユズ「柚奈」を使ったユズ酢と果皮オイルを練り込んだ。
三宅代表は11月下旬に同農園を訪問。配合が異なる試作品を食べ比べてもらい、爽やかなユズの香りや風味が楽しめるバウムクーヘンが完成した。三宅代表は「これを機に、両市の食を通した交流がさらに広がれば」と話す。
同店のほか、美馬市内の道の駅や土産物店などで販売予定。530円(税別)、ハーフサイズ280円(同)。同カフェTEL0799・20・5624
