兵庫県南あわじ市の慶野松原海岸の砂浜をきれいにする同市の新たな清掃車「ビーチクリーナー」が24日、納車された。サンタクロース姿の地元の人たちが新車の導入を祝った。
同海岸は国の名勝で「日本の渚(なぎさ)百選」「日本の夕陽百選」にも選ばれている。旧型の清掃車は、海岸中心部の約500メートルを月5回ほど掃除してきたが、老朽化でメンテナンスが難しくなったため、約1500万円かけて新車を導入した。
新たな清掃車は米国製。回転する歯で、ごみを巻き込むように集める旧型と異なり、ごみを砂ごとすくって金網でふるいにかけて分別収集する。柔らかい砂地の上も、走行用ベルトでスムーズに走ることができる。
この日は、地元住民グループ「慶野松原盛上げて委員会」のメンバーが、サンタクロースの衣装で新車を迎えた。
業者を交えた試乗会では、金網の網目が小さく、ごみと一緒に海岸の砂利を回収してしまうトラブルが発生。大きな網目のものに交換し、来月から使用する予定という。(西竹唯太朗)
