黄色い花が風に揺れ、日差しを受けて輝く。そこだけ春が来たようだ。
兵庫県立公園あわじ花さじき(淡路市)で咲き始めた菜の花。来場者が減る冬場にも楽しんでもらおうと、約30万本を準備した。3~4月に見ごろを迎えるものとは別に、早めに種をまき、近年、「早咲き菜の花」として定着を図る。
今年は1月上中旬の寒さが厳しく、開花が遅れたが、ここ数日で進んできた。気温が上がればどんどん花開き、見ごろを迎えていくという。
「一足早く春を感じてもらえれば」と担当者。菜の花の後ろには、特大の笑顔と太陽が見える。こちらは、地元園児の作品をもとに、牧草を刈り込んで作った「アースワーク」。菜の花との共演に、コロナ禍で沈む心が癒やされそう。
あわじ花さじきTEL0799・74・6426
(上田勇紀)
