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自身も家族で東京から淡路市に移り住んだ大日向由香里・常務執行役員=淡路市久留麻、パソナファミリーオフィス(撮影・内田世紀)
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自身も家族で東京から淡路市に移り住んだ大日向由香里・常務執行役員=淡路市久留麻、パソナファミリーオフィス(撮影・内田世紀)

 総合人材サービスのパソナグループが、東京から兵庫県淡路島への主な本社機能移転を発表してから、3月1日で半年を迎える。2024年5月末までに、社員約1200人が移るという大規模な動きは、地元に及ぼす影響も大きい。社員の住まいやオフィスなど、総務部門を束ねる大日向(おおひなた)由香里・常務執行役員に、進展と課題を聞いた。

 -昨年9月の発表から半年。その後の状況は?

 「住まいの確保がすごく大変。(淡路市の)東浦周辺の賃貸物件はほとんど借りさせてもらった。オーナーが1棟貸しの建物を建ててくれて、そこを借りることもしている。すぐに住まいが欲しいので、淡路市の志筑、洲本市街地の賃貸物件も借りさせてもらった」(大日向氏、以下同)

 -自社物件で、社員寮建設の計画も進む?

 「土地を購入し終わったところもあり、どんな寮にしようか検討している。予定しているのは3カ所くらい。淡路市の東浦や岩屋エリアを中心に考えている。だが、完成にはこれから2年くらいかかる」

 -社員の移転はどれくらい進んでいるか? 昨年11月末時点では約120人だった。

 「緊急事態宣言もあり、動きを控えているが、4月1日には新たに新入社員や東京にいる社員たちが来る。全員、淡路島内に住む。この社員たちの部屋は用意することができた」

 -オフィスはどうか?

 「順調に進んでいる。洲本市や淡路市の志筑に住む社員向けに、同市内の商業施設の空き店舗にオフィスを作る計画だ。4月半ばを目指している。島内5カ所目のオフィスになる。洲本からは専用のバスを走らせる」

 -インターナショナルスクール誘致の進展は?

 「既に社員の子どもたちはここ(取材場所のパソナファミリーオフィス)で、保育士資格のある社員が預かり、語学なども学んでいる。将来的に軌道に乗れば、社員以外の地元の人も利用できるようにしたい。一方、有名な学校に来てもらえると、東京から移住するメリットになる。それに向けて準備している」

 -統廃合で空き校舎となった小学校の活用も視野に入れる?

 「廃校を利用できれば一番いいと思う。まだ申請などに手を付けられていない。できれば保育園とオフィスを併設したい。そして住まいが近くにあれば、女性は働きやすい。女性活躍に特化したようなスペース。そうすれば淡路に来たい人が増えて、淡路で結婚して子どもを産んで、という人が増えてくる」

 -島の教育環境に不満がある?

 「東京にあって淡路島にないものがある。東京にはインターナショナルスクールや私立、公立と選択肢があり、塾などもいっぱいある。こちらでも同じような環境に、それ以上のものを作りたい。春には大手学習塾を誘致したい。小学生や年長、年中くらいから通えるような。スタート時点でどうするかは分からないが、将来的に地元の方にも使ってもらえるようにしたい」

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