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キッチンカーで作ったピザを手渡す石原さん(左)。医療従事者や病院利用者がひっきりなしに訪れた=17日、聖隷淡路病院
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キッチンカーで作ったピザを手渡す石原さん(左)。医療従事者や病院利用者がひっきりなしに訪れた=17日、聖隷淡路病院

 兵庫県淡路市夢舞台の聖隷淡路病院前に週1度、キッチンカーが登場する。焼きたてピザなどを販売し、医療従事者らにランチの楽しみを提供。新型コロナウイルス禍で苦境の地元飲食店にも出店の連携を呼び掛ける。「我慢が続く医療現場と飲食業界を応援したい」と、企画した男性は願いを込める。(上田勇紀)

 同市佐野を拠点にする「淡路島ピザ 石原商店」の石原諭(さとる)さん(36)。昨年10月に開業し、移動できる2トントラックのキッチンカーで、島内の観光施設でも販売。トラックに積んだ窯を使い、島産野菜やチーズを載せた手作りピザが人気を集める。

 きっかけは今年2月。同病院の中野由美子総看護部長(56)が、石原さんのピザを食べに行った。以前から、医療従事者に届けたいと考えていた石原さんが、その場で出店を提案。相談を受けた中村知明事務長(57)が快諾した。

 病院内の売店、近くのコンビニなどに加えて選択肢が広がり、「普段、なかなか食べないものを食べられる。医療現場は我慢続きなので、職員や患者さんに楽しんでもらえたら」と中村事務長。まずは3月17、24、31日午前11時~午後3時の出店が決まった。

 迎えた初日。病院前に止まった見慣れないキッチンカーは注目を集めた。休憩中の看護師や診療を終えた通院患者らが、次々とピザを注文した。

 呼び掛けに応じた同市中田の飲食店「淡旬料理 ぢろけん」は、キッチンカーの横で「肉棒めし」を販売した。炊き込みご飯を淡路牛のローストビーフで巻いたもので、1時間で売り切れた。緊急事態宣言で厳しい状況が続いた後だけに、店主の地蔵健太郎さん(44)は「店を知って、来てもらうきっかけになる。ありがたい」とうなずいた。注文を受けてから1枚ずつ焼く石原さんのピザも、2時間半で完売。中野総看護部長はピザを手に、「楽しみが増えてうれしい。頑張ろうという気持ちになる」と、笑顔で病院へと戻っていった。石原さんは「予想以上の反響。4月以降も出店を続けたい」と話す。

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