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完成した新商品「鸛香」を手にする石井廣志社長=淡路島線香
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完成した新商品「鸛香」を手にする石井廣志社長=淡路島線香

 コウノトリが電柱に巣を作り4月にひなが生まれた兵庫県淡路市で、線香メーカー「淡路島線香」(同市大町下)が新商品「幸せをはこぶ鸛香(こうのとりこう)」を発売した。同社の石井廣志社長(77)は「鳥は淡路特産の線香の香りに誘われて飛んできたのでは」と笑い、「この幸運を皆と共有したい」と話す。

 新商品の開発に頭を悩ませていた2月、コウノトリ営巣のニュースが飛び込んできた。県によるコウノトリ野生復帰の取り組みが但馬地域で進んでおり、石井さんは「戦死した父が豊岡の人だった。父が鳥に生まれ変わって、息子の仕事ぶりを見に来たのかと思った」と感激を表現する。子育てする鳥の姿に父を重ね、「親子の愛を香りで表現しよう」と決めた。

 製品づくりは、野原を駆け回る子どもと家族をイメージ。草木の匂いを素材に選び、イグサやサクラなど7種のエッセンスを封じ込めた。試作を重ね、4月下旬に完成。パッケージには、羽ばたく鳥をかたどった書家の作品を採用した。

 「香れば川のせせらぎや鳥のさえずりが目に浮かぶ。若者にも好まれる、甘く優しい香りに仕上がった」と石井さん。「線香は、先祖や亡き家族との対話のためにある。香りに触れ、大切な人を思いだしてほしい」と感慨深そうに話す。

 990円(税込み)。島内では今後、パルシェ香りの館(同市尾崎)などで販売する予定。淡路島線香TEL0799・62・2255

(内田世紀)

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