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田中朋子監督(後列左端)ら淡路ブレイブオーシャンズナイン=東浦サンパーク
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田中朋子監督(後列左端)ら淡路ブレイブオーシャンズナイン=東浦サンパーク
星川あかり主将
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星川あかり主将
泉由希菜捕手
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泉由希菜捕手
古谷恵菜投手
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古谷恵菜投手
神戸新聞NEXT
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 兵庫県淡路市を本拠地とする女子硬式野球のクラブチーム「淡路ブレイブオーシャンズ」が、2021年シーズンに始動する。プロで活躍した有力選手ら15人が島に集結し、関西女子硬式野球連盟への登録が実現した。多くの島内ファンに愛されたプロ球団「兵庫ディオーネ」が愛知県に移ってから3年、白球を追う魂と島への愛を受け継ぐチームが完成した。(内田世紀)

 ディオーネは15年から3年間、全選手とスタッフが淡路市に住み、練習や試合だけでなく地域貢献活動にも取り組んだ。18年、プロリーグの活性化を理由に移転した。

 2年たち、中軸打者だった田中朋子さんが、「プロ10年の経験を淡路島のために役立てたい」と、島に戻る決断をした。淡路市地域おこし協力隊となり、同市を拠点とするクラブチームの創設に向け動きだした。監督となり、1人でスタートした。

 ほどなくして元ディオーネのエース左腕、泉由有樹さんが選手兼コーチとして合流。泉さんを追って元プロ練習生の川野秀美さんも加入した。3人で選手集めに奔走。神戸弘陵学園高で野球に打ち込んだ淡路市出身の加藤美夏さんらを勧誘した。

 チーム編成が大きく前進したのは、皮肉にもプロリーグが経営難に陥ったためだった。20年シーズン終了後、ほとんどの選手がリーグを脱退し、阪神タイガースや西武ライオンズが設立した女子クラブチームなどへ移籍した。

 オーシャンズにも、元ディオーネの中田友実さんと古谷恵菜(めぐな)さん、京都フローラなどに在籍した泉由希菜さん、星川あかりさん、今井巴菜(はな)さんが入団した。5人とも日本代表に選出される力量を持つ。元ディオーネで洲本市出身の川口亜祐美さんも選手兼コーチとして加わった。

 多くのメンバーが、仕事をしながら土、日曜の練習に参加する。田中監督は「ディオーネを支えてもらった3年があったからこそ今がある。挑戦は始まったばかり。また応援してもらえるよう上を目指して戦う」と誓っている。

 デビュー戦は6月6日。連盟主催の「第12回関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント大会」で、洲本市の蒼開高校女子硬式野球部と対戦する。

 同部は18年創設。19年に4人、20年に9人が入部し、今年初めて3学年がそろって計23人で大会に臨む。阪神タイガースWomenを含め、高校、大学、社会人など計27チームが関西ナンバー1の座を争う大会での淡路対決。田中監督は「複雑な思いだが負けるわけにはいかない」と決意を固め、蒼開の井手麻由佳監督は「実力者ぞろいのオーシャンズの皆さんに合同練習でいつも優しく教えてもらっている。チーム力で勝利したい」と臨む。

野球少女の夢が集まる淡路ブレイブオーシャンズ。思いを新たにして進む中心選手を紹介する。

■星川あかり主将 プロで最高出塁率

 プロ球団「レイア」に在籍していた2017年、淡路島を訪れた。「地元の応援がすごい。こんな環境で野球がしたい」と願った。「高校時代は守備が好きだった」というが、プロ入り後に打撃も開眼。19年には最高出塁率のタイトルも獲得した。「このチームに入りたい、一緒にやりたいと思われるように頑張る」と決意。「阪神タイガースWomenに勝ちたい」と闘志を燃やす。

■泉由希菜捕手 沸かせるスイング

 泉由有樹選手兼コーチの妹。京都フローラでコーチだった田中監督を「指導者で最も信頼できる人」と入団を決めた。「一振りでファンを沸かせるスイングを見せたい」と長打力をアピールするが、プロで首位打者に輝くなど打率も安定する。「配球の工夫で三振を取るのが楽しい」とリードの研究にも余念がない。「淡路の女子野球の環境が良くなるよう、力を発揮したい」と話す。

■古谷恵菜投手 投げ下ろす速球

 「直球で三振を狙いにいく」。177センチの長身から投げ下ろす速球が高校時代から脚光を浴びた。ディオーネには2017年の前期のみ在籍。「チームや環境に慣れ、これからという時の移籍だった。心残りを取り戻したい」。プロでバッテリーを組んだ泉由希菜捕手を追うように入団を決めた。「淡路の思い出は人の温かさとおいしい海鮮」と振り返るが、「実はタマネギが苦手」と申し訳なさげ。

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