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「自然圧パイプライン」のバルブをひねり、水が入る田んぼ=洲本市五色町都志大宮
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「自然圧パイプライン」のバルブをひねり、水が入る田んぼ=洲本市五色町都志大宮

 兵庫・淡路島内各地で田植えが進む中、洲本市五色町都志大宮で、パイプラインを地下に埋め込み、川から田んぼに水を供給する取り組みが始まった。水の取り入れ口と田んぼの高低差がわずかでも供給できる「自然圧パイプライン」で、導入は島内初。農家から「水を出し入れしやすく、水路の草刈りをする手間が省ける」と喜びの声が上がった。(上田勇紀)

 県によると、農地整備事業を進めている都志大宮の20・1ヘクタールのうち、5・3ヘクタールが自然圧パイプラインの供給範囲。本年度中に新たに5・1ヘクタールで整備を予定する。農地を管理する大宮営農組合が県の提案を受けて導入を決めた。国、県、洲本市と同組合で分担し、供給に伴う費用は約2800万円。

 ポンプなどを使わないパイプラインは従来、高い場所にある水源から低い場所にある田んぼに、水圧を利用して水を送り込む。このため約2メートル以上の高低差が必要で、平地では地上の水路による供給が一般的だった。

 一方、今回の「自然圧パイプライン」は、新たに開発された低圧用水バルブにより、20センチ以上のわずかな高低差で使える。まだ導入例は少なく、県内では新温泉町、市川町、福崎町に続いて4例目という。

 都志大宮では今回、川の水を流す水路の途中からパイプライン化。地下に用水・排水を合わせて約1・3キロ分を通し終えた。今後は、必要なときに田んぼに設置されたバルブを操作することなどにより、水を入れたり、抜いたりできる。

 16日は、大宮営農組合や行政の担当者らが集まり、パイプラインを伝って水を入れられることを確認した。同組合の川端一司代表理事(65)は「田んぼに水が入るスピードが速い。水路だと草刈りや溝掃除が必要だが、しなくてすむ。農作業が楽になった」と笑顔で話していた。

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