淡路

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パソコンを使い、イラストを完成させるちでまるさん=淡路市
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パソコンを使い、イラストを完成させるちでまるさん=淡路市
淡路弁(右)と標準語の両方で記した「淡路弁マンガ読本」の一ページ(提供)
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淡路弁(右)と標準語の両方で記した「淡路弁マンガ読本」の一ページ(提供)
右側が淡路弁、左側が標準語の4コマ漫画「淡路弁マンガ読本」(ちでまるさん提供)
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右側が淡路弁、左側が標準語の4コマ漫画「淡路弁マンガ読本」(ちでまるさん提供)

 「どこいっきゃっきょんねん(どこへいって回っているの)」

 「べんこ言われん(偉そうな事言わないで)」

 「めいどら(壊しましたね)」

 兵庫県淡路市のイラストレーター、ちでまるさん(60)=本名・三原敏秀さん=は、慣れ親しんだ「淡路弁」をコミカルな4コマ漫画に描き続けてきた。

 その数、300近く。「子どもの頃から使ってきた言葉。全部しゃべらんでも、短いフレーズで伝わる」と、淡路弁の特徴を語る。4コマ漫画を収めた本は9冊になり、10冊目の執筆に励んでいる。

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 同市で、阪神・淡路大震災まで半世紀続いた老舗銭湯「出世湯(しゅっせゆ)」を営む家で生まれ育った。小さい頃から風呂掃除を手伝い、毎晩広い浴槽に漬かった。

 「いろんな人が来て、淡路弁でしゃべる。まさに裸の付き合いの中で、自然と体に染みこんだ言葉」を大事にしている。

 津名高校の在学時から、漫画家を夢見て作品を書いた。卒業後、大工見習いや銭湯手伝いをへて、同県洲本市の会社勤めを12年。42歳のとき「いまやっていることが、自分の個性に合わない」と感じ、脱サラ。本格的に夢に挑んだ。

 漫画だけでなく、行政などが公募するデザインにも一心不乱に応募した。考案したキャラクターは、次々と採用された。

 淡路市の「あわ神(じん)」「あわ姫(ひめ)」、洲本市社会福祉協議会の「みっくマン」、スイセンの名所として知られる同県南あわじ市灘地区の「おちょがんさん」など島内関連だけで10を数える。イラストレーターとして生計を立てられるようになった。

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 ボールペンで下書きし、パソコンのソフトを使って仕上げる。ライフワークとして力を入れているのが、飼い猫をモデルにしたキャラクター「にゃにまる」が登場する「淡路弁マンガ読本」だ。

 4コマ漫画は同じ絵を二つ並べ、右側に淡路弁、左側に標準語を記す。淡路市の観光施設「淡路ハイウェイオアシス」などで、1部300円程度で販売している。

 「10冊目を出し終えても、まだまだ続けて、島の内外に伝えていきたい」。首に掛けたトレードマークのタオルで汗をぬぐう。

 銭湯の看板を残している自宅から、新たな作品を生み出していく。(上田勇紀)

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