兵庫県淡路市長沢で、旧生穂第二小学校の校舎を再生した芸術文化施設「ノマド村」が11月、建物の老朽化を理由に運営を終えることになり、同施設を拠点に創作活動する美術家の南野佳英さんが、最後の作品展を開いている。(内田世紀)
個展「NEMURI(ねむり)」。子どもの寝顔をモチーフにした絵画と造形作品、計約50点を展示している。
■地域に溶け込み創作
3年前から制作し、島内に住む0~10歳の10人をモデルにした。1人100枚の写真を集め、寝顔や寝姿のドローイングを描きためた。この1年は寝顔の石こう像作りを進め、安らかな表情を見せる10人分の頭像を完成させた。子どもたちの眠りをテーマに選んだのは、「無防備な弱さの中に崇高な力強さを感じたから」という。
神戸市出身。京都市立芸術大学の彫刻科で学んだ後、インドやドイツに留学した。2011年に淡路市に移住。ノマド村の管理人として、廃校舎を活用した地域活性化の拠点づくりに取り組んだ。「地域に溶け込むノマド村の環境があったから、自然体で作品を生み出せた。なくなるのは残念」と話す。
■廃校利用の先駆け
生穂第二小学校は08年度末、児童の減少に伴い、生穂第一小学校(現津名東小学校)に統合された。市は旧校舎を利活用する事業者を公募。芸術文化の拠点施設としての再生を提案した洲本市のNPO法人「淡路島アートセンター」に無償貸与した。
09年、カフェやアトリエ、展示スペースを備える「ノマド村」がオープンした。これまでに、ドイツ人映像作家とその家族らが住み込み、施設を管理しながら創作活動。18~19年には、世界的抽象画家の栃原敏子さんもアトリエとして利用した。
廃校舎の再生例としては、05年の淡路市発足後で初、旧5町時代を含めても2例目だった。市教育委員会は「廃校利用の先駆けとなって、よく頑張ってくれた。芸術の拠点という発想も他になかった。成果はあった」とする。
貸与契約が11月で切れる。担当者は「建物の老朽化が進んだため、契約を更新しないことにした。今後の活用法は未定。再度、使う場合は耐震工事などが必要になるだろう」と話す。
■継続を模索
南野さんら管理に携わった人らは、「新たな拠点を探して活動を続けたい」と話し、ノマド村の存続を模索する。
長沢町内会長の男性(69)は、「カフェの一角を産直として使わせてもらうなど、地域とのつながりは強かった」と振り返り、「学校施設は地域が存続するとりでのようなもの。市には今後も再利用をお願いしたい」と話す。
南野さんの作品展は、9月中の金-日曜に開催。正午~午後4時。ノマド村TEL0799・70・1165

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