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真新しいみこしを囲む宮総代=事代主神社
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真新しいみこしを囲む宮総代=事代主神社

 勇壮な「水かけ祭り」で知られる事代主(ことしろぬし)神社(兵庫県淡路市仮屋)のみこしが新調された。今秋の祭りは、コロナ禍の影響で2年連続の中止となった。境内で真新しいみこしをお披露目し、関係者は「来年の祭りが楽しみだが、できがよすぎて水をかけるのがもったいない」と笑う。(内田世紀)

 「仮屋のえべっさん」の愛称で親しまれる同神社。水かけ祭りは1877(明治10)年、地元の船大工がみこしを造って奉納したのが始まりと伝わる。古くは地域の男衆が担いだが、今では東浦中学の生徒が水を浴びながら練り歩き、みこしごと海に入る「潮浴(しおあみ)」で締めくくる。

 初代のみこしは大正、昭和と大規模な修理を経て受け継がれ、近年は老朽化が深刻に。「落ちた部品を拾いながら練った」という2年前の祭りの後、宮総代が話し合って新調することにした。

 仮屋、久留麻地区の17町内会と地元漁協などが協力金を出し合って費用を確保。だんじりやみこしなどの祭礼用品を製造する神栄堂(同市大谷)に依頼した。

 新たなみこしは、荒々しい扱いにも耐えられるよう工夫を凝らした。台の部分に丈夫なケヤキを使用。胴を支える4本の柱「四天柱」を太くし、強度のある「込み栓」の技法で組み上げた。

 水ぬれを想定して塗装の表面を防水コーティング。金属の飾りの代わりに、金粉をちりばめて描く「蒔絵(まきえ)」の手法で華やかさを演出した。初代には無かった彫刻の装飾も施し、豪華さを増した。神栄堂の梶内貴史代表(66)は「水をかけるみこしを造るのは初めて。最高のできに仕上がった」と胸を張る。

 9月18、19日、完成したばかりのみこしを奉納し、本殿前に展示。地域住民が集まり「立派や」「彫刻の色がきれい」とたたえた。宮総代長代理の森美津夫さん(68)は「地域の新たな宝ができた。来年こそは祭りをやって、豪快かつ大切に扱いたい」と話した。

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