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多彩な「えびす鯛」の料理=南あわじ市志知佐礼尾
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多彩な「えびす鯛」の料理=南あわじ市志知佐礼尾
お披露目会で「淡路島えびす鯛」のメニューやポスターを手にする飲食店や行政などの担当者=南あわじ市志知佐礼尾
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お披露目会で「淡路島えびす鯛」のメニューやポスターを手にする飲食店や行政などの担当者=南あわじ市志知佐礼尾

 兵庫県淡路島3市の漁港で水揚げされる天然マダイが「淡路島えびす鯛」と名付けられ、新たなご当地グルメとしてデビューした。秋の名物を作ろうと、県や島内3市などでつくる協議会が、漁業協同組合や飲食店などと力を合わせる。秋のマダイは脂がのってうま味が増すといい、3市の47飲食店・宿泊施設などで順次、えびす鯛のメニューを提供する。(上田勇紀)

 南あわじ市阿那賀の丸山漁港で水揚げされるタイが、大正から令和まで4代続けて天皇陛下に提供され、「献上鯛」として知られる。こうした歴史が物語るように、淡路島近海は古くからタイの漁場。明石、紀淡、鳴門の3海峡に囲まれ、引き締まった身の味わいを楽しもうと、昭和期に多くの観光客が天然マダイを目的に島を訪れたとされる。

 だが、全国的には「明石鯛」や「鳴門鯛」の名前が有名で、淡路島とタイが結びつかない人も増えた。さらに、新型コロナウイルス禍も影響し、近年、取引価格は下落傾向にあるという。一方、島内のマダイの漁獲量(県洲本農林水産振興事務所調べ)は、2005年の532トンから20年には600トンに伸び、年間を通じて水揚げされている。

 県や3市などによる「食のブランド『淡路島』推進協議会」は、その価値を見直そうと20年9月、漁業や飲食関係者らを招いたワークショップを開始。春のサクラマスや夏のハモ、冬のフグなどに続く秋の目玉として売り出すことにした。

 このほど南あわじ市で開かれたお披露目会では、協議会会長を務める亀井浩之・淡路県民局長が「全国にPRしたい」とあいさつ。今回のために飲食店などが新たに開発した丼や軽食、弁当メニューも多く、担当者が実物を手に魅力を語った。「鯛そうめん」といった伝統料理も健在で、この機会にスポットを当てる。

 秋に水揚げされるタイは「紅葉(もみじ)鯛」と呼ばれ、脂がのっておいしいという。参加した同市のホテル「あわじ浜離宮」の江本悠希料理長(41)は、「調理法は無限にあり、アレンジしやすい魚。水揚げが年中あるのも強み。新しい創作料理も作っていきたい」と意気込んでいる。

 協議会は、えびす鯛のメニュー提供店などを盛り込んだパンフレットを2万部発行。島内の道の駅や漁協などで配っている。

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