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淡路三原高校内に設けられた期日前投票所で選挙権を行使する3年生=南あわじ市市円行寺
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淡路三原高校内に設けられた期日前投票所で選挙権を行使する3年生=南あわじ市市円行寺
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 2016年に選挙権年齢が18歳に引き下げられてから2回目の衆院選が31日、投開票される。淡路三原高校(兵庫県南あわじ市市円行寺)でこのほどあった期日前投票で、票を投じた生徒は、新型コロナウイルス対策や淡路島など地方の魅力アップへの関心を口にした。島内の各高校は今秋、コロナ禍で延期した行事が集中。投票啓発に苦心する。10代の声は届くのか。(西竹唯太朗、中村有沙)

 淡路三原高であった期日前投票は、すでに18歳になった3年生の一部約10人が利用した。

 「やっぱりコロナをなんとかしてほしくて投票にきた」とする男子生徒は、サッカー部の活動が制限されて苦しかったといい、「これ以上、学校生活を左右されたくない。若者のことを考えてほしい」と力を込めた。女子生徒も「緊急事態宣言が出ているのに学校はあったり、でも部活はなかったりで、振り回されている気がする」と、政府の対策に疑問を感じている。

 人口減少に直面する淡路島の未来について、別の生徒は「本当に住みやすくていいところ。ただ、入学したい大学や就職を考えると、どうしても島外という選択になる」と話す。島外の大学を志望し、クラスでも半数以上が島外進学を希望しているといい、「国は地方創生を重視するなら、魅力的な仕事で家族を養える給料を得られる雇用の場が増えるようにしてほしい」と願いを託す。

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 17年の前回衆院選で、島内3市の10代の投票率は淡路市が32・66%、洲本市が22・88%、南あわじ市が35・63%だった。いずれも全国の10代投票率40・49%を下回った。

 特に19歳が低く、進学などで住民票を島内に置いたまま島外で下宿する人が多いことなどが要因という。岡崎さんのような思いを持ちながら島外で暮らす若者の声が、反映されにくい状況といえる。各市選管は、不在者投票の利用を呼び掛けている。

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 洲本実業高校(洲本市宇山2)では投票啓発の一環として、洲本市選挙管理委員会から実際の選挙で使う投票箱を借り、生徒会選挙を行う予定だ。ただ、実施は12月で、衆院選には間に合わない。藤川弘起教頭は、「一票は小さいと思いがちだが、その行動の積み重ねが自分たちの未来をつくると、伝えていきたい」と話す。

 2学期はもともと、体育祭や文化祭などがある上、4月の予定だった3年生の修学旅行がコロナ禍で11月に延期となり、行事が過密になっている。さらに衆院選は、解散などの政治判断で実施の時期が決まるため、参院選や知事選などに比べて準備しにくいという。藤川教頭は「今回は特に急だった。選挙教育を入れる余裕がない」と、今後に向けた課題を話す。

【特集ページ】衆院選2021

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