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かゆの流れ具合でコメの豊凶を占った竹筒=伊弉諾神宮
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かゆの流れ具合でコメの豊凶を占った竹筒=伊弉諾神宮

 兵庫県淡路市多賀の伊弉諾神宮で15日、竹筒から流れ出るかゆの形でコメの豊凶を予想する粥占(かいうら)祭があり、参拝した農家らが生産意欲を新たにした。

 平安時代から続く伝統行事。早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)の収穫時期ごとに3本の竹筒を用意し、コメを入れて釜で炊き上げる。午前8時すぎに取り出した竹筒を公開。判断は見た人に委ねる習わしで、淡路市の農家稲本稔さん(86)は、中稲のかゆの出方が途切れがちな点が気になったといい、「無事収穫を終えられるようにしたい」と話した。

 境内では淡路県民局などが「淡路農林水産祭」を同時開催し、島内の生産者団体など約20団体が出店。参拝客らが新鮮な野菜やジャムなどの加工品を買い求めた。農漁業振興の功績者表彰もあった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、調理販売は見合わせた。

(吉田みなみ)

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