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人間国宝・鶴澤友路さんゆかりの品が並ぶ会場=南あわじ市市三條
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人間国宝・鶴澤友路さんゆかりの品が並ぶ会場=南あわじ市市三條
展示中の浄瑠璃本。朱は三味線で出す音色を示し、一部は友路さんが書き加えたものという=南あわじ市市三條
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展示中の浄瑠璃本。朱は三味線で出す音色を示し、一部は友路さんが書き加えたものという=南あわじ市市三條
生前、三味線を披露する鶴澤友路さん=2008年1月
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生前、三味線を披露する鶴澤友路さん=2008年1月

 義太夫三味線の人間国宝・故鶴澤友路さんの「五回忌」に合わせた特別展「人間国宝 鶴澤友路の遺産」が、兵庫県南あわじ市市三條の淡路人形浄瑠璃資料館で開かれている。友路さんが残した三味線や見台(けんだい)、衣装、演奏するための朱を入れて熱心に読み込んだ浄瑠璃本など約130点が並ぶ。2月20日まで。(西竹唯太朗)

 同館は、2016年12月に103歳で亡くなった友路さんの遺品約3千点を管理している。五回忌に合わせ膨大な資料を整理し、目録を制作するとともに、多くの人に友路さんの歩みを知ってもらおうと、展示会を企画した。目録作りにも携わった浄瑠璃研究の久堀裕朗大阪市立大文学研究科教授が、展示品や並びを助言した。

 友路さんは1913年、三原郡福良町(現・南あわじ市福良)に生まれた。芸事が好きだった父の影響で幼いころから浄瑠璃に触れ、わずか4歳で浄瑠璃のせりふを語り、周囲を驚かせたという。その後、小学校卒業前に修業のため大阪の師匠のもとに弟子入り。後に文楽三味線奏者の鶴澤友次郎に仕え、鶴澤友路と命名された。

 会場では、友路さんの幼少期から晩年の公演の様子を映した多数の写真も並ぶ。友次郎が記した命名書や、戦後に福良であった改名披露会の写真もある。

 最も展示数が多いのは、太夫が語る内容が記された浄瑠璃本。せりふの合間に朱が入れてあるものがほとんどで、三味線で出す音色の高低などを示す。いわば「楽譜」として使われていた。また、繰り返し聞いたという浄瑠璃のレコードなどもあり、淡路人形浄瑠璃をけん引した友路さんの、芸に対する熱心さがうかがえる。

 そのほか、最後の出演となった2012年の現・淡路人形浄瑠璃館の竣工(しゅんこう)記念公演で、衣装として使用した肩衣や公演中の写真▽1998年に重要無形文化財義太夫節三味線保持者(人間国宝)に認定された際の表彰状-などもある。

 午前10時~午後5時。入場無料。月曜と、祝日の翌日は休館。また、同館は演目の伝承などのため、淡路島内で浄瑠璃本を所有する人に連絡を呼び掛けている。同館TEL0799・42・5115

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