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28日から新規入院受け入れの原則停止を決めた県立淡路医療センター=洲本市塩屋1
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28日から新規入院受け入れの原則停止を決めた県立淡路医療センター=洲本市塩屋1

 兵庫県立淡路医療センター(洲本市塩屋1)が今月28日~3月6日、救急搬送や緊急手術が必要な場合などを除き、全診療科で新規入院の受け入れを停止することが24日、分かった。新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者の拡大で医療従事者が不足。ほかの島内医療機関も同様に人手が足りず、入院しても転院先が見つからないためという。小児科は既に新規入院を停止している。(上田勇紀)

 同センターによると、今月に入り、患者と医療従事者約10人の感染が次々と判明。濃厚接触者も急増した。家庭内などで感染したとみられるケースもあるが、今月21日には、島外の転院先で患者の感染が判明。この患者が入院していた同センターの病棟で検査を進めたところ、患者1人と看護師1人が陽性と分かり、院内感染の疑いが強まった。院内感染ならセンター内で初のケースになるという。

 もともと島内唯一の感染症指定医療機関として、入院が必要なコロナ患者を受け入れてきたが、感染力の強い変異株「オミクロン株」の急拡大で、対応病床が逼迫(ひっぱく)。重症病床の対応にも医療従事者を割り振る必要があり、22日から当面の間として、小児科の新規入院を全面的に停止した。

 全診療科で原則として入院停止となる28日からの1週間は、外来診療は継続。コロナ陽性者を含め、救急搬送や緊急を要する治療が必要な患者の入院も受け入れる。

 鈴木康之院長は取材に「比較的状態が安定している人の入院を遅らせてもらう。予定していた患者には一人一人、事情を伝えている」と説明。「一日も早い再開を目指すが、場合によっては期間を延長する可能性もある。コロナ感染者の減り方のペースが鈍く、厳しい状況が続いている」と話した。

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