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直売所関係者向けの試食会で説明する学生(右)=洲本市五色町鳥飼浦
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直売所関係者向けの試食会で説明する学生(右)=洲本市五色町鳥飼浦
シカをつかって製造した保存食=洲本市五色町鳥飼浦
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シカをつかって製造した保存食=洲本市五色町鳥飼浦
イノシシを使って製造した保存食=洲本市五色町鳥飼浦
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イノシシを使って製造した保存食=洲本市五色町鳥飼浦

 兵庫県の淡路島内で農作物の獣害対策として捕獲したシカとイノシシの肉を使い、ジビエ保存食の商品開発が進んでいる。吉備国際大学(南あわじ市志知佐礼尾)の狩猟部とたつの市の缶詰メーカー「ネクストキャンドフーズ」などが連携。カレーの缶詰やロースハムのパックなど13品が試食段階に入った。(西竹唯太朗)

 これまで、南あわじ市内で同部や住民グループがジビエ料理のメニュー研究に取り組んできたが、商品開発は新しい動き。味や食感を仕上げ、地域の新たな特産品化を目指す。

 同部は2015年設立。現在、27人の部員がいる。わなの免許を取って駆除に参加。年間計25~30頭のシカとイノシシを捕獲する。20年、キャンパス内に食肉処理加工施設ができ、イベントなどで提供する料理を作ってきた。

 学生だけで使い切るのは難しく、さらなる活用方法を模索。ネクスト社から県の補助金を使う事業として新商品開発を提案された。

 試食段階まで進んだ13品のうち、イノシシ肉はスペアリブ、角煮(缶詰)、ロースハム、ソーセージ、希少部位のネックを使った燻製(くんせい)(パック)-の5品。

 シカ肉はハンバーグ、ミートソース、時雨煮、カレー、みそ煮、タンシチュー、ウズベキスタンの炊き込みご飯「プロフ」(缶詰)、ソーセージ(パック)-の8品。

 いずれもメニュー案は部員が考え、調理と製造を企業側が受け持つ。缶詰の品はネクスト社、パックの品を連携する丹波篠山市の食肉加工業者などが手がける。「誰もが口にしやすい味で、ジビエ独特の野性味も損なわない」がコンセプトという。

 3月末、島内の直売所関係者ら向けの試食会を、洲本市内で実施した。学生らが、「ハンバーグなどの缶詰は湯煎で温めるだけ。災害時の非常食としても使える」「プロフの缶詰は炊飯器に米と一緒にいれて炊き込みご飯にする」などと説明した。農畜水産物直売所「美菜恋来屋(みなこいこいや)」(南あわじ市八木養宜上)の茱萸(ぐみ)健太店長は、「すぐにでも売りたいものがあった」と評価していた。

 22年度中の発売を目指し、同部の一部メンバーで販売元となる会社を起こす予定。製造は引き続きネクスト社などに委託する考えという。販路開拓に向けて寺見太一部長(21)は、「さらにメニューも増やし、ふるさと納税の返礼品にもしたい」と期待を込める。

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