兵庫県淡路市楠本のアニメ体験型テーマパーク「ニジゲンノモリ」で９日夕、人気アニメ「鬼滅の刃」の世界観を体験する新イベントのお披露目があった。日没後、岩や木々の間に張った布に、プロジェクションマッピングでアニメのシーンを投影。物語の中に入り込んだ感覚を演出する。（中村有沙）

　ニジゲンノモリは２０１７年７月、県立淡路島公園内に開園。総合人材サービスのパソナグループが運営している。

　新イベントは９月３０日まで。日没～午後８時半に公園内の森林を歩く「ナイトウォーク那田蜘蛛山（なたぐもやま）」をメインにする。アニメに登場する「那田蜘蛛山」に見立て、約１・２キロのコースを設定。鬼との戦いを再現する。日中は、公園内に設置したキャラクターパネルなどを回って楽しむ「謎解き」を催す。

　午後６時から開園５周年と新イベント開始の式典があり、斎藤元彦知事と淡路島内の３市長、パソナグループの南部靖之代表らがテープカットした。

　同社は、「鬼滅の刃はクールジャパンコンテンツとして海外でも人気が高い。淡路島の認知度を上げたい」としている。５周年を機に、ゴジラやアニメの「クレヨンしんちゃん」、「ＮＡＲＵＴＯ－ナルト－」をテーマにした既設のアトラクションを一部刷新する。

　鬼滅イベントの入場料は、ナイトウォーク那田蜘蛛山のみで大人３３００～３９００円、１１歳以下１５００～１７００円（時期によって変動）など。ニジゲンノモリＴＥＬ０７９９・６４・７０６１