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新品の畳で稽古に汗を流す沼島中柔道部員。今後、「沼島」の文字が入った道着を新調する=南あわじ市沼島
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新品の畳で稽古に汗を流す沼島中柔道部員。今後、「沼島」の文字が入った道着を新調する=南あわじ市沼島
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 兵庫県南あわじ市の離島・沼島にある沼島中学校で、今春できた柔道部が13日、練習を始めた。全国大会常連の南淡中柔道部から監督の奈木宏昌教諭(44)が異動。生徒も2、3年生14人のうち10人が転校した。市内全域から通える小規模特別認定校の制度を適用した異例の措置。1年生5人を合わせて計15人が、新しい環境で自らを鍛える。(西竹唯太朗)

 奈木教諭は2013年度から南淡中柔道部で指導し、16、19年度に団体戦で全国3位に導いた。自身は、海外の大会に日本代表として出場した経験がある。現在、17歳以下日本代表のコーチも務めている。

 南淡中には地元の生徒に加え、奈木教諭の指導を受けようと、淡路島外出身の子どもたちも住民票を南あわじ市に移して入学。同市福良の空き家を活用した借家で、共同生活しながら通学していた。

 私立学校で長年にわたって務める指導者はいるが、公立では難しい。奈木教諭の異動が近づき、市教委が対応を検討。2年前に特認校となった沼島中に柔道部を設けることにした。

 「沼島に転校することに迷いはなかった。一緒に移ることができて本当によかった」。3年の根耒大翔(ねごろひろと)主将(14)は言い切る。大阪府阪南市出身。小学生時代から、地元の柔道教室で将来を見込まれた。私立の名門校から入部の勧誘もあったが、教室の知人を介して南淡中柔道部の練習を見学し、下宿生活を決めたという。

 今回の転校後、根耒主将たち部員は、福良から住居は移さず、スクールバスと連絡船で通学する。片道ざっと1時間。南淡中時代よりも平日の練習時間は短くなる。奈木教諭は、「もともと短時間集中を意識していた。これまで以上に中身の濃い練習内容にしていきたい」と話す。夏休みなどの長期休暇に、南淡中との合同練習なども計画していくという。

 部員15人の出身地は、県外が10人、淡路島以外の県内が3人、淡路島内が2人。根耒主将は、「柔道しかやってなかった。沼島には来たことがなかった」と明かす。登校し始めてまだ数日。「沼島の人から『練習見に行くわ』『頑張れよ』と声を掛けてもらった。気合が入る」と意気込む。

 共同生活する借家では4月から、午前6時に全員で起床し、ウオーキングする日課を取り入れた。転校によって生活環境が変化する中、団結力を高める目的で、部員らで自主的に始めた。「工夫を重ね、日本一を目指す」という。

 沼島中は、柔道部員が加わったことで全校生徒20人になった。

 奈木教諭は、「日々のあいさつを大事にし、練習を見学してもらい、沼島の人に応援される柔道部になっていきたい」と語る。

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