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やっこだこ踊りを練習する大林さん(左)=城戸アグリ公園
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やっこだこ踊りを練習する大林さん(左)=城戸アグリ公園
息を合わせて踊る舞女流華連=洲本第二小学校
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息を合わせて踊る舞女流華連=洲本第二小学校
三熊山の駐車場で踊る翼連=洲本市小路谷
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三熊山の駐車場で踊る翼連=洲本市小路谷
大きな動きで踊る流石のメンバー=中川原高齢者・障害者地域ふれあいセンター
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大きな動きで踊る流石のメンバー=中川原高齢者・障害者地域ふれあいセンター
法被姿で練習する子どもたち=南あわじ市内
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法被姿で練習する子どもたち=南あわじ市内

 新型コロナウイルス感染拡大のため3年連続中止の淡路島まつりに代え、「すもとのおどりフェスティバル『紡(つむぐ)』」が5日、兵庫県洲本市塩屋1の同市文化体育館で開かれる。出演予定の阿波(あわ)踊り6団体は、披露の場がない中でも人のつながりと伝統の技の継承に努めてきた。直前の練習を訪ねた。(吉田みなみ)

■「三熊連」やっこだこ踊り、中学生が担う

 「ヤットサー、ヤットヤット」。洲本市木戸の城戸アグリ公園研修室に、三熊連の子どもたちの声が響く。3~77歳の約50人が所属する連の目玉は「やっこだこ踊り」。やっこだこ役とたこ糸を操る引き手役の2人が、空を飛び回るたこを表現する。60代のメンバーが担っていたやっこだこ役を今回、中学生が務める。

 三熊連は1963年発足。当初からやっこだこ踊りを披露し、現存する島内の連では最も古いという。

 伝統を守ろうと、青雲中1年の大林宙妃(そらひ)さん(12)=洲本市=にやっこだこ役を任せた。前任の中原昇副連長(66)=南あわじ市=が「腕は一定の高さに維持。内側へ動かさない」などと、独特の動きを生み出すこつを指導する。

 連の年齢構成は、もともと20~30代の若手が少なく、文化継承が悩み。2020年から島まつりが中止となって披露の機会がなくなり、部活動や塾の勉強に励む中学生のつなぎとめに苦心している。

 そんな中での大役に大林さんは、「何度も同じ注意を受ける。それだけ大事にしている伝統なのかな。当日、しっかり踊り切りたい」。引き手役の男性と息を合わせ、縦横無尽に研修室を駆け回っていた。

■「舞女流華連」短時間でも多彩な演目

 富本芳榮(よしひで)連長(67)=洲本市

 「島まつり以外に、島内のホテルなどで観光客に踊りを披露することも多かったが、コロナ禍で機会が激減した。いつか披露できる時が来ると信じ、緊急事態宣言発令時以外は毎週日曜に練習を重ねてきた。今回、短時間でもバラエティーに富んだ踊りを楽しんでもらおうと、舞台上で連員が激しく入れ替わる構成にした。女踊り、男踊り、やっこだこ踊り、淡路人形による踊りと多彩。手先と足先の角度までこだわり、暑い体育館で汗を流してきた。ぜひ楽しんでほしい」

■「翼連」リズム感にこだわり

 宇田賀健太郎連長(54)=洲本市

 「メンバーは8~65歳までと幅広く、子どもの頃から島まつりに参加してきた地元住民ばかり。この3年間は練習回数が減り、子どもたちが踊りを披露する場がないことにも心を痛めていた。今回は、子どもたちに阿波踊りの基礎を教えるのに絶好の機会。文化体育館が会場で街を練り歩かない分、リズム感や手の動きにこだわりたい。島まつりを継続し、阿波踊りの文化をなくさないためにも、出演することに意味がある。いろんな人に見に来てほしい」

■「流石」迫力の8ビート刻み

 小嶋佳典連長(57)=洲本市

 「伝統的な阿波踊りのリズム『正調』だけでなく、Jポップに多い8ビートを刻んでダイナミックに踊るのが流石(さすが)流。女性アイドルの振り付けや、お笑い芸人のネタ、野球の投球フォームなどから着想を得て構成している。今回は踊り手4人、楽器の演奏者4人が出演する。踊り手が笛の演奏を兼ねて、人数の少なさをカバーする。島まつりが3年連続で中止となった夏を盛り上げたい。何からイメージした振り付けなのか、注目しながら楽しんでほしい」

■「淡路島葵連」子ども14人が新加入

 指導役の山口さゆりさん(58)=洲本市

 「第1回島まつりから出演する89歳の山口友三連長が体調を崩して入院している。約50人の連員の中にも、新型コロナのため職場の事情などで参加を自粛せざるをえないメンバーがいる。今回のイベント出演が危ぶまれる中、『阿波踊りを体験してみたい』と、新たに島内の子どもたち14人が加入してくれた。足運びや掛け声のタイミングなどの基礎を覚えて本番に臨む。若い世代へ文化をつなぐ機会。葵連の伝統を守りつつ、3年ぶりの晴れ舞台を楽しみたい」

■「淡路信用金庫連」制服で練習励む

連活動をまとめる奥田恵康淡路信金総務部長(64)=淡路市

 「今回の出演団体で唯一の企業連。制服姿などで練習している。洲本市内の5店舗で働く社員を中心に、約30人が出演する。地元企業として、第1回淡路島まつりから欠かさず参加してきた。中止となったこの2年間は正直なところ活動できていないため、今回の出演者は初心者も多いが、先輩社員が足や手先の角度、フォーメーションについて細かく指導している。石村健理事長から『楽しく踊って』と激励があった。笑顔で踊り切りたい」

【「すもとのおどりフェスティバル『紡』」洲本市文化体育館、5日午後4時から】

 「すもとのおどりフェスティバル『紡』」は5日午後4時~8時半。1部で9団体のダンスパフォーマンスがあり、2部が阿波踊り演舞。観覧無料。定員約400人。

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