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タマネギの皮で染めた布を使ったサンダルを試作した池上隼人さん=淡路市志筑
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タマネギの皮で染めた布を使ったサンダルを試作した池上隼人さん=淡路市志筑

 兵庫県淡路島特産タマネギの皮で染めた布が足の裏に触れるサンダルを、淡路市志筑のビーチサンダル専門店が試作した。黄色と茶色がまだら状に混じり合う。「想像したより濃淡がしっかりと出た」と、納得の仕上がり。来年1月中旬の販売開始を目指し、「新たな島土産の定番にしたい」と意気込む。(中村有沙)

 店は「A-STYLE(エー・スタイル)」。尼崎市から移住した池上隼人さん(45)が今年4月に開業した。当初から「淡路島っぽくて土産物になる面白い商品をつくりたい」と考え、タマネギを使う構想を練っていた。

 併設する飲食店の客に、タマネギの皮で染色できると聞き、染めた布を中敷きに縫い付けることにした。淡路市内の農家から、出荷時に取り除いて廃棄している部分を譲ってもらった。

 藍染めが趣味の知人に染色を頼んだ。1足分にあたる30センチ四方の布を計2枚、約4時間かけて、皮とともに煮込んで染め上げた。さらに、稲美町に工場を持つビーチサンダルメーカーに、布の縫い付けなどの工程を依頼。仕上げの鼻緒を池上さんが取り付け、完成した。

 商品名は「淡染歩(あそぼ)」。21~28センチの5サイズ。100足準備する予定。価格は4500円程度と考えている。梱包(こんぽう)の外見で目を引くため、ピザの箱を使うという。淡路市のふるさと納税返礼品に申請中で、「一足一足模様が異なるのが魅力。街歩きなどに使ってほしい。タマネギ以外に花など島の特産品を使ったサンダルも手がけたい」と話す。

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