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会見で謝罪する南あわじ交通安全協会の柳本佳博会長(左)=17日夕、南あわじ市市善光寺、市役所第2別館
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会見で謝罪する南あわじ交通安全協会の柳本佳博会長(左)=17日夕、南あわじ市市善光寺、市役所第2別館

 積立金を着服したとして業務上横領容疑で前事務局長を刑事告訴した南あわじ交通安全協会。17日夕の会見で柳本佳博会長は、会計のチェックが不十分だったとし、「長く務めた前事務局長を信頼していた」と硬い表情で話した。「市民の安全確保の活動に一層努めることで協会の信頼を回復したい」とも話した。

 同協会によると、民間出身の前事務局長は1991年に同協会の正職員になり、96年に事務局長に就いた。今年2月末に退職するまでの間に、運営費の不足や事務所の建て替えに備える積立金を着服した疑いがあるという。

 着服額は、記録をさかのぼれる2004年以降で少なくとも1400万円という。一方、横領罪の時効7年に対応する額について、代理人の弁護士は「不確定なので控える」とした。

 同協会の会計は前事務局長が1人で担当し、口座管理に使う会長の印鑑も前事務局長が管理していた。協会側の聴取に「小さい額を現金で手元に持ち、その都度使っていた」と話したという。手口の詳細について柳本会長は「捜査を待たないとわからない」とした。

 毎年の監査を担う委員は協会役員が2年ごとに交代で担い、積立金はチェックしきれていなかったという。今年6月に内部で発覚後、前事務局長への聞き取りと返還交渉を計6回行った。前事務局長は「01年ごろから着服をした。パチンコなどの遊興費に使った」と認めて返済の意思を示したが、「お金がない」としているといい、柳本会長は「法的措置もやむなしと判断した」と説明した。

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