淡路

  • 印刷
講演後に生徒と記念撮影する関本賢太郎さん=南あわじ市潮美台3
拡大
講演後に生徒と記念撮影する関本賢太郎さん=南あわじ市潮美台3
野球部員に打ち方を伝える関本さん=南あわじ市潮美台3
拡大
野球部員に打ち方を伝える関本さん=南あわじ市潮美台3

 プロ野球阪神タイガースで活躍した関本賢太郎さんを招いた講演会が25日、兵庫県南あわじ市潮美台3の南淡中学校であった。プロ入り時、レベルの高さに初めて挫折を味わったという関本さん。「夢を実現するには限られた時間の中でいかに努力できるかが重要」と、全校生徒約300人に説いた。終了後はグラウンドで、野球部員にバッティングについて指導。具体的な打撃理論に部員らが聞き入った。(西竹唯太朗)

 市がスポーツや文化の第一線で活躍する人を招く「夢プロジェクト」で依頼した。天理高校(奈良県)からドラフト2位で阪神入りした関本さん。「当時の阪神は暗黒時代。すぐに1軍に上がれると思っていたが、2軍でさえレベルが違った」と振り返る。

 努力を重ねて1軍に定着。「代打の神様」とファンを喜ばせる人気選手になったが、「出番は終盤の局面。呼ばれるのが怖かった」と明かす。代打の出場時間は1試合数分。「6時間ぐらい前から準備しても、ヒットの何倍も失敗があった。なぜ失敗したのか反省して次に結び付けることが大切」と呼びかけた。

 野球指導は部員19人が参加。フリーバッティングなどを関本さんが観察し、「もっと体の前でボールを捉えるように」「踏み込み時のスタンスが広すぎる。体の軸がずれてしまう」などとアドバイスを送った。最後に部員全員へ、「急にはうまくならない。『今日一日、誰よりも素振りした』と思えるまで努力して」と語った。

 2年の荒川晴空副主将(14)は、「分かりやすい説明だったので、自分の改善点が明確になった」と話していた。

淡路
淡路の最新
もっと見る
 

天気(10月27日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 20℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 23℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ