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長さ約7メートルの天秤棒。奥の箱「酒槽」の中に、もろみを詰めた約150袋が入っている=都美人酒造
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長さ約7メートルの天秤棒。奥の箱「酒槽」の中に、もろみを詰めた約150袋が入っている=都美人酒造
天秤棒に重しの石をつるす蔵人=都美人酒造
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天秤棒に重しの石をつるす蔵人=都美人酒造

 日本酒蔵元の都美人酒造(兵庫県南あわじ市榎列西川)で今季の酒造りが始まった。「天秤(てんびん)搾り」と呼ばれる昔ながらの酒搾り作業が行われ、蔵内にふくよかな香りが広がった。(西竹唯太朗)

 天秤搾りは、もろみの入った袋を「酒槽」とよばれる木製容器の中に敷き詰め、上から圧力をかけて酒を搾り出す。長さ約7メートルの天秤棒に、約1トンの石をつるし、位置を変えながら搾る圧力を調節する。1回の搾りで、約千リットルの酒を造れるという。

 同社は気温の低い冬場に仕込む「寒造り」にこだわり、シーズン最初は、にごり酒「薄にごり」を造る。今年は石川や東京、千葉などから蔵人6人が集まり、搾り作業は22、23日に行われた。

 杜氏(とうじ)の山内邦弘さん(45)は「香り高く、口当たりがさわやかに仕上がった」と話す。「薄にごり」は瓶詰め作業などを経て、来月中に島内の酒販店やスーパーなどの店頭に並ぶ予定。

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