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洲本オリーブ保育園が敷地内に設置したシェルターと君島寿源理事長=洲本市本町1
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洲本オリーブ保育園が敷地内に設置したシェルターと君島寿源理事長=洲本市本町1

 津波や洪水に備える発泡スチロール製のシェルターを兵庫県洲本市本町1の民間保育園「洲本オリーブ保育園」が導入した。浸水時にシェルターが浮き、中に避難した人の命を守る。

 同園には0歳から2歳の約10人が通う。南海トラフ巨大地震で同園周辺は1メートルまでの浸水が予想されている。年に1回の避難訓練で、同市山手の曲田山まで約20分かけて移動している。

 ただ、古い民家が多く、道も狭い地域のため、実際に地震が起きると、建物の倒壊などで訓練通りに避難できるとは限らない。同園の君島寿源理事長(50)は、「避難できることが一番だが、逃げ場がなくなったとき、命だけでも助かればと考えた」と話す。

 シェルターは静岡市の建設会社小野田産業が開発した。難燃性の発泡スチロールに、耐水性や耐衝撃性に優れた合成樹脂ポリウレアを塗っている。乗用車を上から落としても壊れないという。

 同園は縦横3・25メートル、高さ2・25メートルの製品を250万円で購入した。大人なら約15人、子どもなら約20人が入れる。「保育所への納入は珍しい」と同社。君島理事長は「内部にカーペットを張るなどし、日頃から園児が慣れておくようにしたい」と話した。(荻野俊太郎)

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