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クレーンで海底に投入される魚礁=南あわじ市沼島沖
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クレーンで海底に投入される魚礁=南あわじ市沼島沖

 兵庫県・淡路島を代表する地場産業、瓦を使った巨大な人工魚礁3基が、南あわじ市の沼島沖に設置された。うち2基は高さが約20メートルあり、瀬戸内海では最大級の規模だという。魚介類のえさ場や隠れ場、産卵場などとして活用し、将来的な周辺の漁獲量の安定化を目指す。

 魚礁の設置は、水産資源の増加などを目標に、県が2019年度から取り組む事業。27年度までに市内の海域でさまざまな種類の魚礁の設置を予定している。今回は約1億円かけて巨大魚礁を整備した。

 製作を担ったのは、同市湊の魚礁メーカー「日本リーフ」。3基で計約7千枚の素焼きの瓦を使用しており、表面への付着物が餌となる上、瓦の隙間に小魚が隠れることもできる。

 メバルやカサゴといった根魚や、タイ、アジなどの増殖が期待できるほか、魚礁のサイズが大きくて海面に近いため、小魚を狙うブリなどの大型魚も増える可能性があるという。

 3基は沼島から東に約1キロ、水深約50メートルの地点に沈められた。潮通りが良い好漁場で、地元・沼島漁協の漁師と県職員らが相談を重ねて場所を決めた。

 設置作業に立ち合った同漁協の川口雄也組合長(34)は「漁獲量は減少を続けている。魚礁に魚が定着してくれることを願いたい」と期待を込めた。

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